炎鬼の剣

高柳又四郎伝

ノン・ポシェット

峰隆一郎

1994年10月31日

祥伝社

586円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

幕末剣豪の中で異彩を放つ高柳又四郎。実戦剣法を目指していた彼は、剣と剣を叩き合わせることなく、立合いは常に“音無し”であった。唯一、又四郎の剣尖に音を発し得たのが千葉周作だったという。文政七年(一八二四年)、十七歳の又四郎は剣士を一刀のもとに斬り伏せ、江戸を出奔した。それがはからずも、まだ見ぬ母を訪ねる旅であり、人斬り修行の旅となった…。

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