冥都七事件

大東京三十五区

祥伝社文庫

物集高音

2004年6月20日

祥伝社

680円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

血を吐く松。迷路での人間消失。消える幽霊電車。天に浮かぶ文字ー昭和も初め、帝都東京に現われた謎また謎。早稲田の不良書生、阿閉君はこれら怪事件の取材におお忙し。「玄翁先生」こと間直瀬玄蕃は縁側でその謎に挑む。二人の珍妙な問答の末、明かされる意外な真相とは?レトロでモダンで猟奇な時代の風俗を背景に、罠と論理が冴え渡る探偵小説の真骨頂。

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