月曜美術館

休館日に、そこで何が起こっているのか

小口弘史

2011年3月31日

祥伝社

1,100円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

東京新宿の高層ビル内のある企業美術館は、毎週休館日(月曜)が賑わう。区内の小中学生が、図工・美術の授業で訪れるからだ。彼らを誘導・指導するのは、美術館員ではなく市民ボランティア。子どもたちは本物の作品に目を輝かせ、その感想を皆と語り合う。これが教育現場で大評判の「対話による美術鑑賞」だ。全国の美術館や博物館が不況下で次々と閉鎖されるなか、CRS(企業の社会的責任)の一環として始められたこの試みは、地道な努力が周辺地域の共鳴を得、今想像を超えた発展を見せている。ここに、国や自治体が学ぶべき文化芸術行政のヒントがあるのではないか…。本書は、四年前まで損保業務に従事していた全くの素人館長が挑んだ、画期的「美術館改革」の記録である。

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