
家康、江戸を建てる
門井慶喜
2016年2月9日
祥伝社
1,980円(税込)
小説・エッセイ
「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた…。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
みんなの評価(38)
starstarstar読みたい
29
未読
19
読書中
2
既読
265
未指定
110
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (3)
家康が江戸を作る。
家康が江戸を作るまで。 江戸は最盛期、世界最大の人口密度を誇ったらしい。しかし一方、家康が来るまでは荒れ放題の土地だったとか。有名な利根川東遷、玉川上水、築城等、家康がどのように天下の街を整備していったか、大名や職人の目を通して描かれる。 タイトル通り、各章に家康は出てきて彼を中心に物事は動くのだけれど、あくまで主人公は職人であり、彼らの尽力と犠牲で江戸、ひいては今の東京があると学べる。まだインフラ整備の技術が発達していない時代、ゼロから作り上げることは大変な困難だっただろう。各章のどの大事業も、今の東京には欠かせないものであり、徳川幕府が無ければ、今の日本はまた違ったものになっていはず。そんな過去に思いをはせることができる、東京に住んでる方に特におすすめ。 でも、門井さんの本はすごく読みやすいんだけど、やっぱ歴史小説は肌に合わないな〜
全部を表示ー部を表示いいね0件
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
Tojo Hiroyuki
(無題)
力を蓄えた三河の地から、湿地の何もない関東への国替え。振り出しからの大事業。治水や貨幣、上水道。江戸を興す事業ごとに物語がある。主役は熱い職人たち。生涯どころか世代を渡る事業の物語。一気読み本です。
全部を表示
いいね0件