新撰組顛末記

新人物文庫

永倉新八

2009年5月1日

KADOKAWA

733円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

新選組の副長助勤となり、のちに二番組長を兼任した新八は、近藤勇らとともに池田屋へ斬り込んだ。新選組随一の遣い手として幾多の戦闘に加わり、十三人の大幹部のうち、ただ一人生き残った。北海道に渡り小樽に住んだ新八は、孫たちを相手に新選組の懐旧談を語り、記録に綴る晩年を送るが、大正二年(一九一三)三月から、『小樽新聞』記者の取材に応じて語った連載をまとめたのが本書である。近藤勇や土方歳三らとの交友、池田屋の乱闘、血の粛清など、幕末動乱の修羅場をくぐりぬけた者のみが知る生々しい証言が語られている。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年11月20日

有名なのでわざわざ説明するまでもないが、晩年の新八翁を小樽新聞の記者が取材、新聞に連載されたもの。てっきり「わしは」なんていう一人称なのかと思ったら、おもいっきり普通に三人称であまり聞き書きという印象ではありませんでした。 本書も新選組研究の原典のように扱われているので、そういう意味では必読ですが、でも研究書などをいろいろ読んでしまっているとさほど斬新さは感じないかと思われます。こっちを読んでから研究書、の流れのほうが良かったかもと思いました。

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あめさと

(無題)

starstarstar 3.0 2021年07月10日

有名なのでわざわざ説明するまでもないが、晩年の新八翁を小樽新聞の記者が取材、新聞に連載されたもの。てっきり「わしは」なんていう一人称なのかと思ったら、おもいっきり普通に三人称であまり聞き書きという印象ではありませんでした。 本書も新選組研究の原典のように扱われているので、そういう意味では必読ですが、でも研究書などをいろいろ読んでしまっているとさほど斬新さは感じないかと思われます。こっちを読んでから研究書、の流れのほうが良かったかもと思いました。

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