翻訳できない世界のことば
エラ・フランシス・サンダース / 前田まゆみ
2016年4月11日
創元社
1,760円(税込)
人文・思想・社会 / ホビー・スポーツ・美術
FORELSKET フォレルスケット/ノルウェー語ー語れないほど幸福な恋におちている。COMMUOVERE コンムオーベレ/イタリア語ー涙ぐむような物語にふれたとき、感動して胸が熱くなる。JAYUS ジャユス/インドネシア語ー逆に笑うしかないくらい、じつは笑えないひどいジョーク。IKUTSUARPOK イクトゥアルポク/イヌイット語ーだれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること。…他の国のことばではそのニュアンスをうまく表現できない「翻訳できないことば」たち。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(19)
starstarstarstar
読みたい
120
未読
16
読書中
5
既読
152
未指定
230
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (2)
参考になった順
新しい順
starstarstar 3.0 2020年09月13日
キノベス!2017、1位だったので手にとってみた。
もともと日本語は英語と並び非常に高尚な言語であり、大抵の事象は表現出来るとされているが、「バナナ食べる所要時間」や「トナカイが疲れず歩ける距離」など、生活に直結する単語は流石に無理。面白い。また、日本語はやはり良いなと日本人魂をくすぐられる。侘び寂びや、ぼーっとするといった美意識が暖かい。
個人的に気に入ったのはドイツ語の「ドラッヘンフッター(龍の餌)」夫が悪い振る舞いを妻に許してもらうために送るプレゼント。妻に頭が上がらないのは世界共通か。
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
いいね0件
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
toruo
(無題)
タイトルに惹かれて手に取ってみた。作者はイラストレーターで作品の分類としては絵本になるのかな。なのですぐに読めてしまうのだけど味わい深くて何度も手に取ってみたくなる、まさにそんな感じの作品。タイトルどおり、なかなか翻訳しにくい言葉についてどういう意味なのかを簡単な解説とイラストで一ページで表現してあって見開きのもう片方には作者の所感がこれも簡単に添えられている、そういう作品。日本語では「ぼけっと」「こもれび」「わびさび」の三つが取り上げられていて「ぼけっと」には「日本人が何もしないことに名前をつけているのは素敵だと思います…」という所感が添えられている、と書けばだいたいの雰囲気は想像頂けるだろうか。イラストもかなり良い感じで何度見ても飽きないというか。ちなみに怖かったのはドイツ語の「ヴァルムドゥシャー」で「ぬるいシャワーを好むように生温い環境に甘んじる奴」みたいな意味らしい…。いやいやほんとに飽きないです。これは面白かった。
全部を表示いいね0件