勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です（その10）

命の神によって「勇者に滅ぼされる」運命を回避するため、人類との和平政策を進める魔王ヴェルムドール。彼は「人道的支援」と称して人類国の内乱に間接的に介入した。長かった内乱がようやく終結したとき、これまで魔王と命の神との争いや、地上世界の出来事に不干渉を決め込んでいた他の神々が動き出し、ヴェルムドール達の前に現れる。そうして勇者の正体を明かされ、世界の現状を知ったヴェルムドール。さらには魔王の創造主であり、世界に絶大な影響を及ぼす魔神までその場に降臨し、神々の間に緊張が走った。勇者と、そして命の神と対峙したヴェルムドールは自身の運命にどう決着をつけるのかー