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きよのお江戸料理日記
アルファポリス文庫
秋川滝美
2020年11月16日
アルファポリス
737円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
逢坂の油問屋の子として生まれたきよは、とある事情から屋敷の奥でひっそりと暮らしていた。そんなある日、弟の清五郎が問題を起こし、逢坂にいられなくなってしまう。両親は清五郎を江戸にやることにしたが、きよも弟の世話係として共に行くことに。ふたりが向かう先は、父の知人が営む料理屋『千川』。そこで清五郎は配膳係として、きよは下働きとして働くことになったのだが、ひょんなことからきよが作った料理が店で出されることになり…「居酒屋ぼったくり」著者の新境地!!
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ななここ
きよの性格。
女料理人として身を立てていく話だと思いますが、このきよさんは生まれの事もあり「引っ込もう、目立たず生きよう」という性格。 結構心底には頑固で鉄火な所も潜んでいますが、引っ込みたい性格上話が進みません。 きよが「どうしても料理で身を立てたい」と思っているのではなく、江戸に来たのも料理屋に奉公しているのも周りに決められて、、、という感じ。 うっかり者でガサツででも人好きされる弟の清五郎の方が主人公っぽいと思う。 その日陰で生きたいきよが、「料理人になる!」と心に決めるのが1巻です。 「私なんて」とすぐグズるきよに少々いらつきながら、成長物語を見守りたいと思います。
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