嫌われる勇気

自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見一郎 / 古賀史健

2013年12月13日

ダイヤモンド社

1,650円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょうー。

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みんなのレビュー (64)

Readeeユーザー

人生の本質を気づかされる

starstarstarstarstar 5.0 2020年04月13日

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mie

胡散臭いかと思ったが

starstarstarstarstar 5.0 2019年04月09日

全く胡散臭くない。 考え方次第で、如何様にも生きることが出来ると言うことを考えさせられた。私にとっては、今までの考えとは逆転の発想をする心理学だったので、忘れないように何度も再読したい。

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本読むマン

むずおもろい

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4.6 2020年03月26日

むずおもろい一冊だった。対話形式だったので、内容の割にはサクサク読めた気がする。7つの習慣よりも読みやすかったのは確か。2冊とも、1回読むだけでは終わらず、何回も読み返す必要がありそう。 名著はやはり名著だった。

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楪 夕夏

感情移入しないタイプの人には、読みにくいかもしれないです

starstarstarstar 4.0 2019年06月04日

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Readeeユーザー

共同体感覚

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3.5 2019年04月27日

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Readeeユーザー

(無題)

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初めて読んだ心理学の本。今を真剣に生きることが大切。

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メソテースセレクター

何度も読もう

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4.5 2024年01月03日

【1度目】 アドラー心理学は世界の見方を変えてくれる思想であると知ったが、まだまだ理解の深度は浅く、実践は極めて難しい。何度も読んで血肉とし、関連書にも当たるべきである。『世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない』このことは、神など存在しないと確信している現在(2023年1月3日:元旦に能登半島で震度7の地震が発生した)、であるならばこの世界は私のために構築されたプログラムなのかもしれないという考えに非常にマッチしている。

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Readeeユーザー

難しいが奥深い書籍

starstarstarstarstar 5.0 2023年12月19日

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たきひろ

(無題)

starstarstarstar 4.0 2023年07月26日

会社で心理学といえば、といって紹介されたアドラーの心理学を知る本。対話形式がとても読みやすく理解しやすい。あとがきにもあるがわかりやすいが実践するのはそう簡単ではない。ただ、理論はわかるので何度も読み込んでだんだんと自然に振舞えるようになれば、確かに世の中のストレスや苦しみからは大部分が解放されるのだと思う。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.3 2023年06月11日

人に嫌われたくない、自分に自信を持てない など誰もが抱える人間関係の悩みから解放される生き方のヒントを与えてくれる本。 印象に残ったのは、 人と仲良くなるためにまずは自分が相手を信じてあげること。 人はみんな周りは敵だと思いがちだけれど、仲間だと思うだけで人と接することが怖くなくなって一気に楽になる。 そしてそのためにはまず自分自身を受け入れてあげること。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.5 2023年01月20日

アドラー心理学とは、与えられたものをどう使うのかを解く心理学。 原因論ではなく、目的論。 前提は人は変われる 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。これはアドラー心理学の根底に流れる概念。競争があると人間関係の悩みからは逃れられない。 もしも自慢する人がいるなら、それは劣等感を感じているからにすぎない 自らの不幸を特別であるための武器として使っているかぎり、その人は永遠に不幸を必要とすることになる じゃーどうするのか? スタートは課題の分離。 ゴールは共同体感覚。 課題の分離とは、まず、承認欲求を捨てること。賞罰教育があったから、人は承認欲求の塊だが、我々は他者の為に生きているわけではない。 また、課題の分離とは他者を見捨てることではない。できる助けはする。勇気づけが大事。 次に共同体感覚について。 共同体感覚とは、他者を仲間だとみなし、自分の居場所を感じること。その為には縦の関係ではなく、横の関係が大事。 横の関係の構築には、感謝が大事。 感謝でもレベルは2段階あり、行為レベルと存在レベル。存在レベルとは、いるだけでその空間で役立てているという感覚。 最後に人生について。 人生とは連続する刹那。今、ここを生きることに集中することが重要。 人生最大の失敗は、今、ここを生きないこと。 人生には何も意味はなく、私たちがそれぞれの人生に意味づけをできるのがポイント いま、ここに強烈なスポットライトを当てよ 劇場の舞台に立っている時、会場全体に蛍光灯がついていれば、客席の1番奥まで見渡せる。しかし、自分に強烈なスポットライトが当たっていれば最前列すら見えない。 過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにかを見えたつもりになってはいけない

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Readeeユーザー

世界が変わる

starstarstarstarstar 5.0 2023年01月12日

この本は俺が読んできた本の中で一番、おそらくこれから読む本の中でも一番人生を変える本になるだろう。 アドラー心理学は勇気の学問だと学んだ。 俺が本を読むきっかけはあおいとの別れだ。これによって俺は価値観、考え方を学ぶために本を読み始めた。 この本は俺に勇気を与えてくれた。今を変える勇気を。 そして自分と向き合う勇気を。目的論、原因論の考え方は決して優しいものじゃない。自分を責めるのは楽じゃない。ただ向き合うしかない。俺は自分を変えたいのだから。 そして俺達には敵などいない。みな仲間であり悩みを叶え、自分を前より成長させたいと思う同志なのだ。

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たきひろ

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年10月29日

会社で心理学といえば、といって紹介されたアドラーの心理学を知る本。対話形式がとても読みやすく理解しやすい。あとがきにもあるがわかりやすいが実践するのはそう簡単ではない。ただ、理論はわかるので何度も読み込んでだんだんと自然に振舞えるようになれば、確かに世の中のストレスや苦しみからは大部分が解放されるのだと思う。

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Readeeユーザー

目的論で意志力を鍛え直す

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3.5 2022年10月16日

疲れたから眠たいんじゃないんだ、寝たいから疲れたことにしているんだ。 など、勉強やスマホ脱出からの応用が効く。

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Readeeユーザー

(無題)

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4.5 2022年10月10日

 青年と哲人の対話を通してアドラーの考え方を知ることができる本。  人は変われるを前提に、自分の限界を理解しつつ、変えようと努力することで自分は変わることができると言う主張は非常に納得のいく考え方でした。  あと他者との分離といういい意味で分けて考える、ということも生きていく上で取り入れていきたい考え方だなと思いました。

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まこ

勇気

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4.2 2022年09月07日

人生を変える本

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Readeeユーザー

(無題)

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4.5 2022年08月15日

久々に読み返した、良書。 最近の悩みは、「課題の分離」が出来ていなかったことにあると気づけた。他者の評価や感情ばかり気にして、コントロールできないことに無意識下で悩まされる。その結果不自由さを感じ、自己受容できず、他者信頼もできない。負の連鎖にはまっていた。 逆に、「課題の分離」が出来れば究極、幸せと言える。そのために、「横の関係を築く」こと、「援助はする」ということを忘れずにいよう。

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ばななちゃん

難しいけど本質的だと思う

starstarstarstarstar 5.0 2022年08月06日

何度も読み直したい 幸せになるためには、 まず自分を受け入れること 他人に依存せず、自分と他人の問題に線引きすること 他者へ貢献し、必要であれば援助すること(介入ではない)

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azukikaferate

心理学に興味を持てた

starstarstarstarstar 5.0 2022年07月06日

育った環境から、自分に面倒くさいルールを敷いてることに気づけた1冊。自分のことをジャッジするのをやめれば楽になれる。他人に善し悪しを押し付けずにも済む。

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azukikaferate

心理学に興味を持てた

starstarstarstarstar 5.0 2022年07月06日

育った環境から、自分に面倒くさいルールを敷いてることに気づけた1冊。自分のことをジャッジするのをやめれば楽になれる。他人に善し悪しを押し付けずにも済む。

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Readeeユーザー

リピート

starstarstarstarstar 5.0 2022年06月08日

保存決定 何度か読み直していきたい本

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Readeeユーザー

(無題)

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4.5 2022年04月23日

自分のことを気にしているのは自分だけ。 課題の分離。 自己受容→他者信頼→他者貢献 他者貢献をすることでここにいていいんだという存在理由になる。 他者のためにやるべきことをしたら、それをどう受け取るかはその人次第。馬を水辺まで連れていってやることはできるが水を飲ますことはできない。

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Readeeユーザー

机上の

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2.1 2022年04月10日

理解が難しい。机上の空論の理想論のように感じた。再読に期待。

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机上の

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2.1 2022年04月10日

理解が難しい。机上の空論の理想論のように感じた。再読に期待。

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M.S

人生観を変える一冊

starstarstarstarstar 5.0 2022年04月01日

アドラー心理学を学術的な視点で延々と語る本だと思っていたが、全くそんなことはなかった。本は一貫して青年と哲学者の対話形式で語られる。人生に失望している青年を哲学者の老人が諭す形式である。その青年が抱いている失望感は多くの人々が抱えているものとなっている。いかにして青年の心に希望の光を灯していくかを見ているうちに、読者自身も人生に希望を抱けるような作品である。幅広い年代の人に読んでもらいたい一冊だ。

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Readeeユーザー

私の読み取るアドラー流生き方

starstarstarstarstar 5.0 2022年02月20日

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Tojo Hiroyuki

激書。必ず人生に影響を与える。

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4.2 2022年02月19日

誰にでも何らかの回答を与える本。 さまざまな啓発本やビジネス書はこの本がテーマとしたアドラー心理学を各シーンにあてはめただけでは?と思えるほど。 メモ “私たちは自ら意味付けした世界に住んでいる” “全ての悩みは対人関係” “あの人の期待を満たすために生きてはいけない” “対人関係のカードは常に「わたし」が握っている” “どうでもいいはずの一部に焦点を当ててそこから全体を評価する” “人生は連続する刹那である。(線でない)” “いま、ここが充実していればそれでいい”

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すけ

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2021年10月28日

アドラー心理学が勇気の心理学と言われる所以がよく分かった。 原因論に基いた価値判断思考を目的論と捉えること、そうすれば感情や過去に支配される事なく、「いま、ここ」を精一杯生きることに繋がるという一貫した論理だった。 個人的に、「他人がどう感じるか、どう変わるか、は私にはどうにも出来ない。他者の課題である」という部分がこの本を読んで一番考えさせられた部分だ。 目の前の課題が誰のか?を常に考え、他者の課題には踏み込まず、自分が変わることへの勇気を持ち続ける。人生のタスクから逃げずに立ち向かう事で目標を達成する。 そんな視点はまるで考えたことがなかった。新鮮だった。 自己受容、他者信頼、他者貢献。どれを取ってもやはり勇気を持つことに帰着する。アドラー心理学深いなぁ。対話形式だから内容も入ってきやすかった。ちゃんと学んでみたい

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のふぇあまん

人が幸福に生きて行くには?

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3.5 2021年08月05日

フロイトも良く知ってる訳ではないけど、深層心理という人の無意識な側面に光を当てたという意味では心理学という科学的な学問としての成果があると思うのだが、アドラーの場合は心理学というよりも哲学的な意味合いが強いように思います。人が幸福に生きてゆくには、どういう風に物事を捉えれば良いのか、どういう気持ちの持ち方をすればよいのか、それを伝えるための学説のように受け取れました。「すべての悩みは人間関係から」というのも頷けないことはないですね。

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三日月ロック

タイトルは本書のごくごく一部

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3.7 2021年06月12日

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図書館のかめ

対話形式で書かれています

-- 2021年04月28日

長らく話題の本ですね。日本の企業はちょうど全体主義から個人主義に移ろうとしている歪みが出ているのでアドラーは流行りでもあります。 アドラー心理学を教える哲人と人生に迷う青年の度重なるやりとりを通して、アドラーの思想を青年とともに学べる対話形式になっています。 屈折し感情に任せて哲人を罵る青年の人となりを受け入れにくく読むのが苦痛になる場面もありますし、最期には急に歩み寄るのもご都合だなぁという感想はありますが、頑なに解ろうとしない青年に対して固くなった心の筋肉を解すように説明をする構成のおかげで、とても分かりやすく学べたと思います。

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Readeeユーザー

言われたら確かに!となることばかり

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4.3 2021年04月02日

言われるまで気づかないけどそりゃそうかも…となり、胡散臭さは感じませんでした。トラウマがあるから自分にはこれは…みたいな事は言い訳でしかない、人間のストレスはほぼ対人関係など…言われたら確かに!となることばかりだし、こういう類の本の中でもトップクラスの読みやすさでした!こういう心理系の話に興味はあるけどちょっと堅苦しいな…と思ってるかた、ぜひこの本からデビューしてみてはいかがでしょうか!

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Mickey

行動に移すことの難しさ

starstarstarstar 4.0 2021年02月13日

この本がベストセラーになってて、たくさんの人が見ているけど、本書の教えが活かされていないトラブルをよく直面する。 つまり、それだけ本を読んで、理解して、行動に移すことが難しいんだと思う。 だから自分は行動に移そうと改めて思えました。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2021年01月31日

Readeeユーザー

今の自分を受け入れる

starstarstarstarstar 5.0 2021年01月10日

全て自分が決めつけているだけ。 良いと感じるのも悪いと思うのも自分。 誰かのせいや何かのせいにするのも自分。 そうじゃなく、いま、ここにいる自分をしっかりと受け入れて、いま何を感じていて、どんな行動にするか。それがとても大事なんだと思う。 過去も未来も関係なく、いまの自分を見つめることがとても大切。

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Readeeユーザー

今を生きる!

starstarstar 3.0 2020年09月20日

mxa

一歩踏出す勇気

starstarstarstar 4.0 2020年08月14日

フロイト、ユングと並び称されるアルフレッド・アドラーの「どうすれば人は幸せに生きることができるか」の問いへの答えを物語形式で提示。 ・トラウマを否定せよ: ・すべての悩みは対人関係: ・他者の課題を切り捨てる: ・世界の中心はどこにあるか: ・いまここを真剣に生きる に分けて述べられている。嫌われる勇気ってネーミングが刺激的だったので手にしてみたが、一歩踏み出す勇気だったらスルーしていたかも知れない。学生時代にアドラーを読んだことはないが、学生時代に出版されていれば、是非読みたかった本です。

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あおたん

うーん難しい!

starstar
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2.5 2020年08月11日

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詫数奇常住、茶之湯肝要

幸せに生きるための勇気

starstarstarstar 4.0 2020年07月19日

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よーすけ

(無題)

starstarstarstar 4.0 2020年06月28日

5年以上前に読んだ嫌われる勇気を再読しました。 その時は、なかなか行動に結びつかなかったのですが、他の本にもアドラー心理学の考えが書かれている事が多く、一番有名なこの本を再読しようと思いました。 https://youtu.be/rZBeETz8YSw(サラタメさんのYouTube紹介動画) □この本を読んで学びたい事、質問  ・自分軸で生きつつ、社会貢献を両立するヒントを身につけたい □質問の答え  ・他者と競争するのでなく、60点の自分を受け入れ、理想の自分になるにはどうすればいいか?を考える  ・対人関係の軸に競争がなければ、他者の幸福をわたしの負けととらえる事もなく、他者の幸せの為に貢献でき、人々はわたしの仲間だと思える。  ・他者に感謝する事で、お互いの信頼関係を深められれば、自分軸と社会との調和が両立できるかも。 □アドラー心理学の目標 行動目標  ①自立すること=自己中心性からの脱却  ②社会と調和して暮らすこと 心理面の目標  ①わたしには能力があるという意識  ②人々はわたしの仲間であるという意識 □ポイント  1 原因論ではなく、目的論で考える   「部下を怒鳴るのは、失敗した部下(原因)ではなく、怒る事で上下関係を示したい(目的)からである」  2 課題を分離する   「馬を水辺に連れてくるしかできず、水を飲むか?は馬の課題」  3 他者の承認を満たす為、全ての人から嫌われないように生きる事はとても不自由なので、承認欲求を否定して、他者の評価を気にかけず自分の生き方を貫く事が重要  「嫌われる勇気を持ち、承認されない、好かれない事は相手の課題と考え、恐れない。対人関係のカードは常に自分が持つ」  4 タテの関係ではなく、横の関係をもつ。   「叱る。褒める。ではなく、感謝する」

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Readeeユーザー

人生の指針

starstarstarstarstar 5.0 2020年05月25日

emi.k

全ての悩みは対人関係

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4.2 2020年05月13日

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ka---

(無題)

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3.3 2020年05月03日

・過去の経験や原因から何かをしたりしているのではない。ある目的のために、過去の経験や原因を都合良く選択しているだけ。 ・ソクラテスもアドラーも自身の著作はない。 ・ギリシア語の善(agathon)には道徳的な意味はなく、ためになるという意味がある。逆に悪(kakon)には、ためにならないという意味がある。 ・もし何々だったらと可能性のなかに生きているうちは、変われない。変わらない言い訳をしているだけ。むしろ、様々な理由をつけて、変わらない居心地のいい自分を守っているだけ。挑戦して打ち砕かれたり、悪い方に変わることを恐れているだけ。 ・悩みを消し去るには、宇宙の中にただひとりで生きるしかない。 ・成長に優越性の追求(向上したいと願うこと、理想の状態を追求すること)と劣等感(劣っていることを認め、これを促進剤とすること)は必要。しかし、劣等コンプレックス(達成できないことへの言い訳となる原因)は単なる現状維持。現在使われているコンプレックスつまり一重であるとか学歴が低いというのは劣等感の範疇を超えたものであり、コンプレックスの誤用。コンプレックスとは本来複雑に絡み合って生まれるもの。AだからBできないというのは、劣等感を超えた劣等コンプレックス。 ・劣等感→劣等コンプレックス→優越コンプレックス(自分はなんてことないが、権威者と懇意であるとアピールして安直に自分を保つこと)→不幸自慢(自分の不幸を自慢するかのように話し、手を差し伸べても払いのける)の流れで落ちぶれる。劣等感を適度に持ち、自分を高めよ。 ・アドラー心理学の目標。行動面 ①自立すること ②社会と調和して暮らせること 心理面 ①わたしには能力がある、という意識 ②人々はわたしの仲間である、という意識 ・他者の課題に踏み込まない。その人のためと言う人は、結局自分のためにしている。頼まれたとき、助けてほしいと言われたときに全力で援助できる体制を整え、そのとき以外は見守る。 ・例え自分の子供であっても、課題は分離すること。子供の課題を自分の課題のように考えると、子供の行動全てが気になってしまうし、口出ししてしまう。お互いに窮屈になる。 ・対人関係のカードは、常に自分が握っている。 ・人のことが気になるのは、結局自分が他者にどう思われているかという自己への執着である。他者を気にかけているようで自分のことしか考えていない自己中心的な人。 ・共同体すなわち所属しているものを小さく考えるべきではない。例えば会社だけが自分が所属しているものと思うと、それがなくなると急に元気がなくなる。そうではなく、宇宙全てが共同体と考える。例えば、パンを買うにしても、そのことでパン屋さんがやっていけるし、小麦の生産者がやっていける。そうやって目に見えないところまで自分の共同体であるという意識を持つ。 ・幸福感とは貢献感である。自分の存在や行動に価値があると思えることが大切。これは誰かからの評価でなくていい。自分の主観で、そう思えたらそれでいい。 ・注目されるために、子供は問題を起こそうとする。本来は努力して勉強やスポーツができるようになり、注目されるべき。悪いほうは安直な優越性の追求と言える。 ・普通であることの勇気を持とう。普通=無能ではない。 ・人生は線ではなく点の連続である。連続する刹那つまり今ここに生きている。だから、計画的な人生なんて無意味。 ・キーネーシスとエネルゲイア。目的まで効率的に最短距離で達成することをキーネーシス。ダンスのように過程そのものを結果とみなすことをエネルゲイア。登山で例えると、山頂までヘリコプターで向かうことをキーネーシス。一方、自分の足で景色を目に焼き付けながら、登っていくのがエネルゲイア。エネルゲイアを基に行動しよう。 ・ダンスを踊るときにスポットライトが当たると前も後ろもみえない。それでいい。人生も同じ。過去も未来も関係ない。いまこの瞬間を必死で踊り続ければいい。 ・刹那を真剣に生きていると、その時点で人生は完結している。いまこの瞬間を必死で生きている人は幸福であるからだ。深刻になる必要はない。いまこの瞬間を真剣に生きるだけだ。 ・他者貢献しているという思いを常に持ち、いまこの瞬間を真剣に踊っていれば、人に嫌われても構わない、自由にやりたいことをやろうと思える。 ・世界を変えられるのは自分自身。近視の人がコンタクトをつけたときに似ている。

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Novulin

周りの目を必要以上に気にしてしまう方へ

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4.8 2020年04月30日

アドラー心理学を通して、物の考え方や人との付き合い方を学んだ。この本を読んだ後、肩の荷がすっと落ちた感覚があった。出会えて良かった本です。

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Readeeユーザー

他人を気にするな、自分の今を1番大切にする。それが過去と未来に影響する。

starstarstar
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3.6 2020年03月15日

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Readeeユーザー

(無題)

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4.6 2020年02月16日

〇〇(原因)のせいで〇〇(結果)だ。 ではなく、 〇〇(目的)だから、〇〇(結果)だ。 ニキビ面だから、モテないのではなく、 モテたくないから、ニキビ面のままにしてる。 なぜ?→モテない方が楽だから。 学歴がないから、出世できないのではなく、 出世したくないから学歴のせいにしている。 →何かのせいにすることで、可能性の中に生きることができる(学歴があれば出世できたはず、ニキビがなければモテたはず) 大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。 全ての悩みは対人関係。 周りと比べ、競争の世界に生きると不幸になる。 劣等感には良くない劣等感と良い劣等感がある。 前者は周りと比べ、後者は理想の自分と比べる。 そして前者の劣等感を持ちながら、 努力や成長といった健全な手段によって補償する勇気がない人はできない自分を受け入れられない。 そしてあたかも自分が優れているように振る舞い、偽りの優越感に浸る。 例えば「権威づけ」。 著名人と友達であることをアピールする。 ブランドで身を固める。 経歴詐称や過度なブランド信仰。 私自身が優れてるのではない。私自身が優れているように見せかけている。 もし本当に自信があったら自慢なんてしない。 偽りの優越感のほかに不幸自慢も自分に自信がない証拠。 生い立ちが凄惨だった、虐待されてたなど、自分の不幸を人に話し、他者が慰めようとしたり変化を促そうとしても「あなたには私の気持ちがわからない」と救いの手を払い除ける 不幸であることによって特別であろうとする。 そして自らの不幸を武器に、相手を支配しようとする。 自分の不幸を武器にしてる限り、その人は永遠に不幸。 「今の自分」を受け入れ、一歩踏み出すことが大事。これを勇気づけ、という。 アドラー心理学では、すべての悩みは対人関係から生じるとする。 そのため対人関係の悩みに縛られない、すなわち嫌われる勇気を持つことが大事。 積極的に嫌われるのではなく、嫌われても構わない。という精神を持つ。 幸せは貢献感を持つこと、と言っている。 つまり、誰かの役に立っていると感じることが必要。 (デール・カーネギーが「人を動かす」で言っていた重要感を持たせるに同じ) 個人的に1番なるほど、て思ったのは声が出にくかったり、吃音だったりする人は自分に目を向け過ぎている。 自分の話し方に意識が集中しすぎてる。 そんなに気にしなくていい。 話し方ではなく、話す内容に注力する。

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Readeeユーザー

良い意味で自分中心!

starstarstarstarstar 5.0 2020年02月09日

凄い!楽しい、眼から鱗な考え方。 アドラー心理学。 鬱の人は、鬱になりたいから、鬱のまま。 鬱の方が自分にとって都合が良い。居心地が良い。 人が心配してくれる。注目を集めるから。 画期的な考え方です。 どこまでも他人ではなく自分と向き合う心理学。 人のせいではない、自分中心で考える。

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DaiSuKe

勇気の心理学

starstarstarstarstar 5.0 2020年01月19日

「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」 いい考え方だなーと思った。 その時点で自分にできる最大限のことをやったら、あとは自分ではどうしようもできないと割りきって考える。

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Readeeユーザー

他人を気にするな、自分の今を1番大切にする。それが過去と未来に影響する。

starstarstar
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3.6 2019年12月15日

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2019年12月05日

・過去の原因があるから現在の結果があるという因果論、決定論に対し、アドラー心理学では「目的があり、その手段として理由や感情を拵える」という目的論に立つ。 ・トラウマの否定。経験それ自体ではなく、経験そのものに与える意味が過去として影響している ・現状選び取った10歳のライフスタイルは運転しやすく楽だが、変わるという選択をすれば、とても厳しいが、「変わらざるを得ない」 ・優越性の追求…向上したい、無力から脱したいという普遍的な欲求。科学の進歩もこれに該当する ・健全な劣等感は他社との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの ・常識へのアンチテーゼ ・本能的な欲望や衝動的な欲望をカントは傾向性と定義づける。 ・より大きな共同体の声を聞け。 ・キーネーシス的(動的)とエネルゲイア的(現実活動態的)。キーネーシスには始点と終点があり、そこまでの運動をできるだけ効率的に達成することが望ましいとしている。登山に例えると目的は登頂であり、手段は選ばない。 エネルゲイアは過程そのものを結果とみなすような動きだと考えられる。登山に例えると目的は登山そのものである ・刹那に集中すること、全力を向けること。「いま、ここ」 ・アドラー心理学「導きの星」。他者貢献 自分で短所であると意識していること(〇〇のせいで××できない)、これはアドラー心理学的には「必要としていること」であるという。好きの反対は無関心、みたいな言葉が浮かんだ。

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わし

(無題)

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4.2 2019年11月28日

他者の期待を満たすために生きているのではない。 いま、ここを生きる。 こんな考え方があるのか!の連続であり、初めは受け入れるのが難しいと感じていたが、次第に府に落ちていく感覚になった。 また、気分が沈んでいる時に読もうかと思う。

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畑 正有

面白いとは思うが、、、

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2.8 2019年09月06日

言動は目的に起因するという考えは非常に面白い。しかし、やはり対話型の文章はあからさまに読者の解釈を狭め、洗脳していきそうな印象を受けるため苦手やなぁ。

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Readeeユーザー

物事の考え方を変えさせられる衝撃的な一冊だった

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4.5 2019年08月04日

5年前に創刊されたにも関わらず、ずっとランキング入りしていたことと、会社の同僚から勧められたことがきっかけで読み始めた。 読んで数ページで長きに渡り読まれ続けている理由がわかった。アドラーについても、心理学についても全く知らなかったが、青年と哲人の会話で分かりやすくアドラー心理学を説明している。またこの青年の主張がまさにその通り!というほど読者の思いを述べており、それに対して哲人が上手く解説する(青年の主張を躱す)のは悔しいながら、青年と同様に納得するしかなかった。話の中でもあった通り考え方を素直に受け止め、すぐに実現することは難しいと思う。でもふとした時に出てきたキーワードだけでも読み返してみると、もやもやしていた考えが整理できたり、何が大切かを改めて考えることができる一冊だと思う。

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wata

アドラー心理学

starstarstar 3.0 2019年05月10日

同じ心理学でも、フロイトやユングが医学寄りなのに対して、アドラーはスピリチュアル寄り。自分の感情しだいで、自分を取り巻く世界はいくらでも変えられるという視点に立っている。

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宮崎 晋

人生観を変える一冊

starstarstarstarstar 5.0 2019年02月28日

アドラー心理学を学術的な視点で延々と語る本だと思っていたが、全くそんなことはなかった。本は一貫して青年と哲学者の対話形式で語られる。人生に失望している青年を哲学者の老人が諭す形式である。その青年が抱いている失望感は多くの人々が抱えているものとなっている。いかにして青年の心に希望の光を灯していくかを見ているうちに、読者自身も人生に希望を抱けるような作品である。幅広い年代の人に読んでもらいたい一冊だ。

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Readeeユーザー

-- 2019年01月24日

ニヒリズム ペイシズム

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エフ

よかった

starstarstarstarstar 5.0 2018年11月23日

初めて読んでから大分経ったが、たまに読み返す。

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Readeeユーザー

踊るように現在を生きる

starstarstarstar 4.0 2018年10月03日

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Readeeユーザー

貢献感

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4.6 2018年10月01日

人の役に立っていると感じることが一番の幸せ。共感しました。どんなことでもその感覚を持っていれば楽しく生きていけると思います。

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Readeeユーザー

机上の

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2.1 2018年04月10日

理解が難しい。机上の空論の理想論のように感じた。再読に期待。

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Haba Masato

(無題)

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4.1 2017年09月11日

300万部売れてるのにはやはり理由がありますね! 目的論 今まで考えたことがなかった考え方です! すごい面白いと思いました(>_<) どの分野でも通じる考え方です! 絶対買います!

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2017年06月04日

抗う(あらがう)、跪く(ひざまずく)

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yamaura

(無題)

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4.1

アドラー心理学について、対話調に非常にわかりやすく書かれている作品。 アドラー心理学はさっぱり知らなかったのだけれど、面白いし生きていく指針となった。 アドラーは承認欲求を認めていない。 他者貢献という、自分が他者に貢献しているという認識を持つ事が大切であり、相手がとう思おうが関係無い… まだ宗教臭い、本の中で否定されている箇所が理解しきれていない所も少なくないため、読み直したい

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Readeeユーザー

(無題)

--

アドラー心理学の入門書として非常に読みやすい作品。人にアドバイスするときにアドラー心理学は有用。

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