速さは全てを解決する
『ゼロ秒思考』の仕事術
赤羽雄二
2015年1月31日
ダイヤモンド社
1,650円(税込)
ビジネス・経済・就職
マッキンゼーで14年間活躍した著者が明かす、仕事のスピードを極限まで上げる哲学とノウハウ。
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この本の一番のメッセージは「何も考えず走ってもダメ、走らずに考えててもダメ。仮説の全体像をとりあえずイメージし、すぐに走り始める事が一番重要」という事である。 情報がどんどん入ってくるスピード社会ではいかに早く処理するかが問われる。組織人ならなおさらである。本書は効率性は心の余裕を生むという観点から様々な効率策を紹介している。 参考になった点は以下の通り。 ①まずは素早く仮説的な全体像を描く事。 →この時に正確に全体像を描きすぎない。精通した人に聞くなどして仮説の正確性とスピード高める努力をする。 ②全体像を描いたらとにかく早くPDCAを回す →とにかく早くスタートとゴールまでの過程を経験しておく。 サイクルを回すことで精度とスピードが増す。 ③仕事のツボを押さえる。 パレートの法則のように全てをみる必要はない。重要なポイントは限られている。 ④前倒しする →とにかく予定よりも早く仕上げる。そうすることで精神的に余裕が生まれ、広い視野に戻れる。ギリギリNG ⑤自分の頭で考えない人は危険 ⑥ポジティブフィードバックで組織を動かす。 →これはマズローの欲求5段階説の承認欲求そのものである。 ⑦会議は短く、ホワイトボードで。→そのまま写真を撮って議事録へ →フレームワークを使って会議をスムーズに進行 私は今まで結論の完成度を高めようとしてしたあまり、期日に間に合わない経験があった。しかしそれは違った。 仮説的全体像(人に聞きながら精度上げる)→前倒し準備、段取り→とにかくPDCA→ポジティブフィードバックで組織の好循環を。という流れを意識したいなと感じた。
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耳に痛いが、やりやすそうな工夫が満載
仕事には、速さと早さの違いがある。 結局、速さを求めるだけでは、現状の生産性の向上は大きく見込めなさそう。 早さ の問題の一番大きな原因は 全体感のなさであろう それとも、逃げであろうか 優先順位をつけているにも関わらず、 大事なことを後回しとして、 自分の首を絞めるようなことは非常に多いような。 後半は速さの実践テク満載であるが、 それよりも早さをについての8原則に、心打たれた。 読み終えたからと言って、終わりにしないようにしないと
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