大菩薩峠(20)

ちくま文庫

中里介山

1996年9月30日

筑摩書房

836円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

福井城下で福松と別れた兵馬は長浜に戻り、竜之助、お雪の名を記す卒塔婆に出会う。ついで胆吹では、廃墟と化した王国を前に立ちすくむ。王国を見限ったお銀様は、山科で財力をかける新たな計画を企てていた。一方、竜之助は新撰組の一派と過したのち、寂光院の尼僧のもとに寄宿。駒井らの船は椰子林のある無人島へ到り、新生活の建設にかかる。与八は、子供らの教育や荒地開拓に情熱を傾けていた…。

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