グロテスクな教養
ちくま新書
高田里恵子
2005年6月6日
筑摩書房
814円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
「教養とは何か」「教養にはどんな効用があるのか」-。大正教養主義から、八〇年代のニューアカ、そして、現在の「教養崩壊」まで、えんえんと生産・批判・消費され続ける教養言説の底に潜む悲喜劇的な欲望を、出版社との共犯関係・女性や階級とのかかわりなど、さまざまな側面から映しだす。知的マゾヒズムを刺激しつつ、一風変わった教養主義の復権を目指す、ちょっと意地悪で少しさわやかな教養論論。
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