
持続可能な福祉社会
「もうひとつの日本」の構想
ちくま新書
広井良典
2006年7月31日
筑摩書房
946円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会 / 新書
かつての日本社会には、終身雇用の会社と強固で安定した家族という「見えない社会保障」があり、それは限りない経済成長と不可分のものだった。経済成長という前提が崩れ、「定常型社会」となりつつある今、再分配のシステムである「福祉」を根底から考え直す必要がある。本書は、「人生前半の社会保障」という新たなコンセプトとともに社会保障・教育改革の具体的道筋を示し、環境制約との調和、コミュニティの再生を含みこんだ、「持続可能な福祉社会」像をトータルかつ大胆に提示する。
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(無題)
広井先生は年は若いが、私の尊敬する人の一人である。何より構想力が素晴らしい。本書は我が国の社会保障制度を俯瞰し、現実にしっかりと根ざしたこれからの社会保障のグランドデザインを描き出している。日本の社会保障費は現金給付なかんずく老齢給付に重点を置きすぎている。老齢は予測可能な状態であり、事前に備えられる事象である。雇用の流動化と相まって、若年層のセイフテイーネットの整備が必要、との指摘はもっともである。私の第二の人生のテーマと決めている「心理的ケアへの社会保障」は、本書からヒントを得た。
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