学問の技法

ちくま新書

橋本努

2013年1月31日

筑摩書房

891円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

もしあなたが素晴らしい文化的環境に生まれ、幼い頃から自然に知的な営みの作法を体得してきたのであれば、本書は無用の長物かもしれない。だが、もしもそうではなくて、一度でも学び方に悩みを抱いたことがあるのなら、ぜひページをめくってほしい。本書は、著者自身の学問修業時代の悩みを出発点に、普段教えている大学生に語りかけるようにして記された、すべての学びたい人に向けたエールであり、読めば学問がしたくてしょうがなくなる、誘惑の書物である。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2020年03月06日

p.30 イギリスの政治家・哲学者、フランシスコ・ベーコン曰く、 「すばしこい人間は学問を軽蔑し、単純な人間はそれに感嘆し、賢い人間はそれを利用する」 学問というものは勉強の否定の上に成り立つ。 勉強とは? →知識を詰め込むための機会的な作業。大学入試など。 勉強は、既にある問いから確定した答えを探す。 学問は、既にある答えから新しい問いを探す。 今までは大学で学ばなくても機能したが、現代において高度な学問に挑戦している学生を企業は欲している。 そのため、大学で学ばなかった人は企業でも使えない。 学問とは、練習の面白さと辛さを経験した後に、はしめてなにか強い衝動のようなものを経験する。 学問は逆境においてはじめて開花する。 学問はある段階て挫折するようにできている。 ・中身のないプライドは捨てよう 一部の学生たちは自分が頭がいいと思っている。 しかしながら、授業に出ると「他人よりも頑張らないと知識を習得できない奴」てあることがバレるため授業をサボるらしい。 自分は勉強しないが頭がいいひとであるとみんなに思われたいというわけ。 なぜ学生はこの中身のないプライドにこだわるのか。→自分のプライドを傷つけてくれる人に出会ってないから。 だから就職活動時にはじめて自己のプライドを傷つけられ、実際思っていたよりいい会社には入れず、留年する。 大学時代は自分の中身のないプライドを粉々してくれる人に出会い、【知的恥じらい】を持つべき。 また、学問をするときは机でするのが最適。 それができないのは背筋がないから。 つまり、背筋力のおかげで、机に向かって集中できる時間が長くなる。 背筋力の付け方→背筋と腹筋の持続力が鍵。 スノッブになろう。 スノッブとは紳士を気取ること。つまり、見栄を張ること。 見栄を張ることで、叩かれることが多く、やがて自分の限界が見える。 限界ぎ見えると、真の謙虚さを獲得することができる。 若いときに謙虚な人ほど歳をとってから傲慢に振る舞う。 まずは見栄を張って、井の中の蛙状態になった自分のプライドを粉々にしてくれる人を探そう。 人はまず表面的な知識を得ることを通じて、やがてその分野に本格的な興味関心を抱きはじめる 速読よりも精読を。 ここでいう精読とは、読み進めていくうちに抱いた疑問をすべてあきらかにするのではなく、疑問点を鋭くあげることごできるということである。 文学書と学術書は読み方がちがう。 議論とは品位を保ったケンカ。 常に問いを100個抱えた人になろう。 文章を模倣する

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