金融史がわかれば世界がわかる[新版]
「金融力」とは何か
ちくま新書
倉都 康行
2017年6月5日
筑摩書房
946円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 新書
金融という場には、長い歴史のなかで形成された制度が残る。そうした遺構のうえに、現代的な問題が幾層にも積み重なっている。金や銀という一時代前の地金の問題、中央銀行の変化、変動する為替市場、金融技術の進展といった問題が複雑に絡み合っている。本書は、これらの相関を網羅的かつ歴史的にとらえ、世界の金融取引がどのように発展してきたかを観察する。旧版を大幅に改訂し、リーマン・ショックの衝撃やフィンテックの可能性などを検証しながら、実務的な視点から、今後の国際金融を展望する。
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