源氏物語論

ちくま学芸文庫

吉本隆明

1992年6月1日

筑摩書房

789円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

『源氏物語』をひとつの小説作品として自由に読みとくと、その世界はどのように立ち現れてくるのか。作品をつらぬく無意識としての〈自然〉、霊異に対する人々の心のありよう、また歴史物語『大鏡』や『栄花物語』とのトポロジカルな同型性に着目し、作品の構造と深層を浮き彫りにする創見と洞察にみちた画期的論考。

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