中国小説史略(下)

ちくま学芸文庫

魯迅 / 今村与志雄

1997年8月31日

筑摩書房

1,540円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「小説にはじめて社会諷刺の書というにふさわしい作品が現れた」(本書第23篇「儒林外史」の項)と著者は言う。第24篇では、風俗小説の代表である「紅楼夢」に一篇をあて、内容を詳述し、作品の意義を語る。そして清代流行した武侠物。著者は清末の糾弾小説をもって中国小説の長大な歴史を書き終える。全28篇。この巻では、本書ともっとも関連のある「中国小説の歴史的変遷」および、小論を併載する。

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