懐かしい人たち
ちくま文庫
吉行淳之介
2007年6月6日
筑摩書房
814円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
週刊誌小説の書き方を講義してくれた柴田錬三郎、暖炉を前に、「いいわね、人間を焼くのに」と言った森茉莉。『モダン日本記者澁澤龍雄』という古い名刺から、若き日の澁澤龍彦を思い出し、川端賞の選考会では蚕豆の好きだった永井龍男の健康を心配する。石川淳、色川武大、内田百〓(けん)、開高健、向田邦子…。柔軟で深遠な眼差しがとらえた懐かしい人のいい話。
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