本を読む人だけが手にするもの

読書が良いということはよく聞く話だが、なぜ良いのかについて深く考えたことがなかったので、タイトルから手に取った本です。また著者の藤原和博氏は昔YouTubeの動画でみたことがあり、特に「人生はひとつの山だけでなくいくつもの山を用意しておくべき」、「将来稼げる人になるためにはレアな存在にならなければならない。そのため１つの分野だけでなく、２つの分野を一定極めその２つを組み合わせることで1/100×1/100で10000人に１人の存在となれる」という面白い考え方に惹かれました。 本書で共感できたのは、 ①これからの時代は情報処理ではく、情報編集力が重要。たった１つの正解はなく、納得解を導きだしていく必要がある。 ※そのために読書が必要（60%程度の共感） ②読書をすることで、著者の脳と繋がることができる。そしていろんなことにアンテナをはることができ、それが何かの機会で繋がったときに一気に視野が広がる。そのためおすすめは分野を選ばない乱読 →おおむね賛成。自信の専門分野以外の論文などを読む意味も最近は見いだせてきた印象。 ③自分の意見をもてる。また様々な視点を得ることができ、共感能力もあがる。→かなり賛成、実感している。１つの意見を鵜呑みするのではなくできれば両極端の意見を知っから自分のポジションを決めていくこと。納得解が求められる現代に通用 これらは人にも伝えたい本書から得られた読書の意味。ひいては③からクリティカルシンキングやロジックする力にも繋がっていきそう。 後半の本の紹介も非常に面白かった。読んでみたい本が多くあり。後書きも面白かった。 たくさんの分野の本を読んでみたいと思わせてくれるそんな本です。 ◆残った疑問 ・文学作品、小説を読むことの意味や得られるもの→共感能力？ 豊かな表現能力？ 言語化する能力（人は言語化できると感情的にならずに冷静に一歩引いた視点を持てる）？ 単純に楽しい時間（これが一番かもしれない）？ ・読書と教育系YouTuber、あるいは大学の講義、などから得られる情報の違いは？ ・後書きの意見ではアウトプットが重要とも。これも実感的に賛成。読書の意味は色々知れたが読み方も重要ではないか。すると小説はそれこそ得られるものが少ない？漠然と本を読んでいてもいいのか？ １つの意見（本書のみ）を鵜呑みにせず、他の意見も見る→読書に関する他の作家の本も読んでみようかな

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