遮断地区

創元推理文庫

ミネット・ウォルターズ / 成川裕子

2013年2月28日

東京創元社

1,386円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

バシンデール団地に越してきた老人と息子は、小児性愛者だと疑われていた。ふたりを排除しようとする抗議デモは、彼らが以前住んでいた街で十歳の少女が失踪したのをきっかけに、暴動へ発展する。団地は封鎖され、石と火焔瓶で武装した二千人の群衆が襲いかかる。医師のソフィーは、暴徒に襲撃された親子に監禁されて…。現代英国ミステリの女王が放つ、新境地にして最高傑作。

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みんなのレビュー (1)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

実に面白かった!なんか欧米特有な感じもする荒廃した団地、ドラッグ中毒、シングルマザー、老人だけが住んでいるスラムに最近引っ越してきた親子。彼らが小児性愛者だという噂が流れていたところに、たまたま近くの団地で少女が行方不明になったというニュースが重なり、小児性愛者排斥のデモが瞬く間に暴動に発展する。 ターゲットの家にはたまたま往診に来ていた女医がいて、監禁されてしまい、そして、というお話。 行方不明の女子の話と、暴動の中で蠢く人々を交互に描写しつつ物語が進んでいくのですが、そこはミネット・ウォルターズだけあって捻りの効いたストーリー展開でぐいぐい読まさせられた。 テーマは重いですが希望の持てるストーリーになっていてこれはオススメですね。 面白かった!

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