夜の蝉
創元推理文庫
北村薫
1997年2月14日
東京創元社
682円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
呼吸するように本を読む主人公の「私」を取り巻く女性たちーふたりの友人、姉ーを核に、ふと顔を覗かせた不可思議な事どもの内面にたゆたう論理性をすくいとって見せてくれる錦繍の三編。色あざやかに紡ぎ出された人間模様に綾なす巧妙な伏線が読後の爽快感を誘う。第四十四回日本推理作家協会賞を受賞し、覆面作家だった著者が素顔を公開するきっかけとなった第二作品集。
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もこりゅう
騒然たる話題を読んだ前作「空飛ぶ馬」は本書の前座でしかなかった!!
「このミステリがすごい! '89」国内部門第2位 騒然たる話題を読んだ前作「空飛ぶ馬」は本書の前座でしかなかった!! ミステリ界の真打登場 !(帯より引用) 日常的に潜む謎をボーイッシュな女子大生と噺家、円紫の名コンビぶりがなんとも言えなくいい。「わたし」が持ってくる謎をいとも簡単にといてしまう噺家。爽快でさえある。「わたし」がだんだんと女らしくなって行くのもよくわかり心をくすぐられる。「朧夜の底」は、正ちゃんを中心に進められていく。顔の無い異変の張本人はちょっとこわい。「六月の花嫁」は江美ちゃんを中心に3編中もっともミステリーな作品。「夜の蝉」は「わたし」と姉を中心に描かれなんともいい。女のこわさも実感した。今はとにかく北村作品にはまっているのである。彼の描写はすごくうれしい気持ちになれる。(おれだけ?(^^;)
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