月光ゲーム
創元推理文庫
有栖川有栖
1994年7月15日
東京創元社
814円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々-江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(59)
starstarstarstar
読みたい
59
未読
72
読書中
7
既読
429
未指定
223
書店員レビュー(1)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (6)
参考になった順
新しい順
途中
starstar 2.0 2024年03月29日
推理小説研究会のお出かけキャンプ。殺人事件が起こるようだが、プロローグでは単なる大災害にしか思えない。
有栖川有栖が主人公。登場人物が多く難渋する。キャンプ中に噴火が起きて下山できなくなる。これでクローズドサークルが出来上がる。そして一人が行方不明、一人がナイフで殺害され、この業界ではよくある話となる。
キャラが定まらず、また災害やら殺人やらでちょっと分かりにくい。有栖も主人公ではあるが名探偵とは程遠い。最後も何だか分からないうちに下山となり、噴火の最中に読者への挑戦が提示されるが、当然犯人なんか分からないまま推理研部長の江神の名推理が開示される。
結局殺した方も殺された方もキャラが薄く最後までどっちがどっちかもよく分からない。おまけに動機も痴話喧嘩の域を超えておらず、ダイイング・メッセージも何だそれはという感じ。途中からは想像はついたが、案の定冴えない終わり方であった。
振り返ると有栖と江神しか覚えてないけど、この二人が出てくるなら続編も勇気を出してトライしてみようかな。
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
いいね0件
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
たくさんたく
(無題)
遠い昔に既読の再読。この著者も良い。
全部を表示いいね0件