
渚にて
人類最後の日
創元SF文庫
ネヴィル・シュート / 佐藤龍雄
2009年4月30日
東京創元社
1,100円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
これこそ、SFだけが流すことのできる涙。 ●小松左京氏推薦ーー「未だ終わらない核の恐怖。21世紀を生きる若者たちに、ぜひ読んでほしい作品だ」 第三次世界大戦が勃発、放射能に覆われた北半球の諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国原潜〈スコーピオン〉は汚染帯を避けオーストラリアに退避してきた。ここはまだ無事だった。だが放射性物質は確実に南下している。そんななか合衆国から断片的なモールス信号が届く。生存者がいるのだろうか? 一縷の望みを胸に〈スコーピオン〉は出航する。迫真の名作。訳者あとがき=佐藤龍雄/解説=鏡明 *映画『渚にて』(1959年/スタンリイ・クレイマー監督)原作 *テレビ映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』(2002年/ラッセル・マルケイ監督)原作
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みんなのレビュー (3)
(無題)
1950年代に発表されたSF小説だが今読んでもまったく色あせない。それどころか、最近書かれたものと錯覚してしまうくらいの内容。核戦争後に生き残った人類を描くストーリーは涙なしには読み切れない。人はこの世の最後が迫った時にどうするのか。人々の行動がきれいすぎるようにも思えるけど不自然なことも様子もなく描かれている。最後の100ページは誰もが止まらなくなって一気に読み進めてしまうと思う。最後にどうなるのか。この本を読み終えて、今世の中に起こっていることを考えざるを得なくなり、この小説に重なることが多くてとても暗澹たる気持ちになってしまう。気持ちが落ち込んでしまうくらいのめり込める、とてもよい小説。
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たきひろ
(無題)
1950年代に発表されたSF小説だが今読んでもまったく色あせない。それどころか、最近書かれたものと錯覚してしまうくらいの内容。核戦争後に生き残った人類を描くストーリーは涙なしには読み切れない。人はこの世の最後が迫った時にどうするのか。人々の行動がきれいすぎるようにも思えるけど不自然なことも様子もなく描かれている。最後の100ページは誰もが止まらなくなって一気に読み進めてしまうと思う。最後にどうなるのか。この本を読み終えて、今世の中に起こっていることを考えざるを得なくなり、この小説に重なることが多くてとても暗澹たる気持ちになってしまう。気持ちが落ち込んでしまうくらいのめり込める、とてもよい小説。
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