物理のなかの数学

田村二郎

1988年5月1日

東京図書

1,655円(税込)

科学・技術

ニュートン以来、物理学と数学が密接な関係を保ちながら進んで来たことはまぎれもない事実である。それにもかかわらず、学習の初等段階でこれら二つの学科を結び付けることは意外にむずかしい。高校から大学の初めにかけて教えられる“物理”と“数学”は、それぞれ独立な学習の体系として編成され、両者の連絡にはほとんど考慮が払われていない。この欠陥を補い、初等的な段階で、物理と数学の間の溝を埋めることができれば、両者を並行して学ぶ人びとの役に立つのではないだろうか。そのためには、力学と電磁気学から出発するのがよいと思われる。これら二つの領域が精密科学の中で占める地位に動揺のきざしはないからである。これらの事項を“物理のなかの数学”としてまとめたのが、本書の内容である。

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