東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート

1.問題解決ケースの3ジャンル …「目的」で分類する。「目的」はさらに「集団の効用」と　 「個人の効用」に分けられる。「集団の効用」はさらに私利を追求する「privateケース」と公共政策などの「publicケース」に分類される。 以上のことから問題解決ケースは、 「privateケース」、「publicケース」、「個人ケース」 の三つに分類することができる。 2.問題解決ケースの5ステップ ⑴前提確認 ①語句の定義　②クライアント特定　③目標の具体化 ⑵現状分析 現状分析でキーとなるのが「構造化」。 「構造化」＝「フレームワーク」×「因数分解」 「フレームワーク」(縦の分解)…例えば数学の公式のようなもの。厳選フレームワーク50を暗記して脳内にストックしておく。 「因数分解」(横の分解)…フレームワークを元に要素をさらに分解すること。 ⑶ボトルネック特定 …構造化して得られた地図を見て問題の主要原因を見つける。 ボトルネックを特定するためには、「打ち手立案・打ち手評価を先取り」を高速で行う。 具体的には、各要素に対して ①impact(実効性…効果) (①=volume×potentialにさらに分解される) ②feasibility(実行性…コスト、リスクなど) の2点の基準から、ボトルネックを特定する。 ⑷打ち手立案 …特定したボトルネックをスタートとして⑵と同じようにロジックツリーを作る。 その際に「打ち手の方向性(what)」を決めた上で、「打ち手の具体化(how)」をしていく。 実際のワークではここまでする時間がないので、妥当だと思われる打ち手をすぐにいくつか挙げることが求められる。 ⑸打ち手評価 …先程述べた①impact、②feasibilityに加え③time-span(打ち手を打つまでの準備期間、効果が出るまでの発効期間)などで評価する。 厳密にはその評価を定量化して求めるのが望ましいが省略。

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