オークション理論の基礎

ゲーム理論と情報科学の先端領域

横尾 真

2006年6月10日

東京電機大学出版局

2,860円(税込)

ビジネス・経済・就職

ゲーム理論からオークション理論を解説 第1章 オークション理論とは? 第2章 ゲーム理論の基礎  2.1 最も単純なゲーム:二人ゲーム  2.2 ゲームの前提:合理的なプレイヤ  2.3 優位な手を探す:支配戦略均衡  2.4 相手の立場に立って考える:反復支配戦略均衡  2.5 負けない手を探す:ミニマックス戦略  2.6 相手に読まれないためには:混合戦略  2.7 社会的に望ましい結果は?:パレート効率性  2.8 裏切りは必然?:囚人のジレンマ  2.9 ゲームが繰り返される場合:バックワードインダクション  2.10 どちらも優位な手がない場合:ナッシュ均衡 第3章 繰り返しゲームとゲーム木検索  3.1 ゲームの必勝法?  3.2 ゲームの木  3.3 負けにくい手を探す:ミニマックス法  3.4 ミニマックス法の高速化:アルファ・ベータ探索  3.5 人工知能のショウジョウバエ?:ゲームプログラムの歴史  3.6 失敗しないプランを探す:自然を相手に対戦  3.7 偽金貨問題の解答 第4章 オークションの理論  4.1 相手のタイプがわからない場合:不完備情報ゲーム  4.2 大学に行く理由?:シグナリング  4.3 参加者のタイプ:個人価値/共通価値/相関価値  4.4 セント・ペテルスブルグの逆説  4.5 オークションプロトコルに望まれる性質  4.6 望ましいルールとは?:メカニズムデザイン  4.7 様々なオークションプロトコル  4.8 どの方式が一番儲かるか?:収入同値定理  4.9 談合の影響  4.10 ビックレー入札の課題  4.11 正直が最良の策?:誘因両立的なプロトコル  4.12 呪われた勝者:勝者の災い  4.13 複数属性オークション/調達  4.14 怪しい商品?:情報の非対称性  4.15 クイズ:大は小を兼ねる?の解答 第5章 オークションの発展:組合せオークション/ダブルオークション  5.1 組合せオークションとは?  5.2 誰が勝者?:勝者決定問題  5.3 英国型を一般化:同時多数回オークション  5.4 組合せオークションでも正直が最良の策?:一般化ビックレー入札  5.5 フリーライダの問題  5.6 一般化ビックレーオークションの性質  5.7 クラークの税  5.8 インターネットオークションでの問題点:架空名義入札  5.9 ダブルオークションの概要  5.10 ダブルオークションでも正直が最良の策?:MDプロトコル  5.11 ダブルオークションでの架空名義入札の影響  5.12 入札額を秘密にしたまま勝者決定?:セキュア組合せオークション 第6章 関連図書 参考文献 索引

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