
危機と人類(上)
ジャレド・ダイアモンド / 小川 敏子 / 川上 純子
2019年10月29日
日本経済新聞出版社
1,980円(税込)
人文・思想・社会
『銃・病原菌・鉄』著者最新作! 『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ大絶賛! 「本書は、地球規模の危機に直面する全人類を救う」 「良い危機をけっして無駄にするな」 ーーウィンストン・チャーチル 危機とはその「瞬間」を境に 「はるかに」大きな違いが生じる 転換点のことだ。 遠くない過去の人類史から 何を学び、どう将来の危機に備えるか? 国家的危機に直面した7カ国の事例から 全世界が一致して持つべき認識を明らかにする。 ペリー来航で開国を迫られた日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリ、クーデター失敗と大量虐殺を経験したインドネシア、東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、白豪主義の放棄とナショナル・アイデンティティの危機に直面したオーストラリア、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本・・・。 国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』で知られるジャレド・ダイアモンド博士が、世界7カ国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を解き明かす! プロローグ ココナッツグローブ大火が残したもの 第1部 個人 第1章 個人的危機 第2部 国家ーー明らかになった危機 第2章 フィンランドの対ソ戦争 第3章 近代日本の起源 第4章 すべてのチリ人のためのチリ 第5章 インドネシア、新しい国の誕生
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カルーアミルク選帝侯💙💛
(無題)
国家と危機、という主題で身構えていたところまずジャレドダイヤモンド個人の人生経験の話があり意表を突かれた。 だが本人の経験を踏まえた挫折と克服の話、乗り越える為の12の条件は、読書を通じてジャレドダイヤモンドと対話する事が出来たと実感する、素晴らしい読書体験だった。 その後個人の危機と国家の危機の違いについて頷きながら、戦後フィンランド政治の選択的変化は知らなかったし、外国人から見た明治日本と昭和日本の決定的な違いは新鮮だった。 チリのアジェンデにも功罪両面があり、CIAだけが悪いわけではなくチリ政界の対決姿勢による失敗と和解の流れについて感動した。 インドネシア政府のナショナルアイデンティティ確立の苦悩と陰惨な過去の忘却の両面は今後同国を見る中で忘れないでおきたい。 自己啓発的勇気づけられ方と、各国史を統一した見方で分析する新鮮さの両面で、読んでいて非常に楽しかった。
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