「負けてられねぇ」と今日も畑に

家族とともに土と生きる

それでも「ふるさと」

豊田直巳

2018年2月6日

農山漁村文化協会

2,200円(税込)

絵本・児童書・図鑑

きのうまで、家族いっしょに暮らし、あそび、学び、働いていた「ふるさと」を、突然、放射能によって追われたら。生まれ故郷の山や川や田畑が、家や村や町が、そこにあるのに、二度と帰れないとしたら。家族の思い出の場までも、奪われたとしたら。そして、それが、わたしたちの暮らしと深くかかわる原発がもたらしたものだったら。わたしたちは、何を思うでしょう。放射能が消えるまでの100年も、200年も待つのでしょうか。「までい」な村「飯舘」に密着した、7年にわたる家族や村の物語は、わたしたちと深くつながっています。

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