最後の物たちの国で

白水Uブックス

ポール・オースター / 柴田元幸

1999年7月31日

白水社

1,100円(税込)

小説・エッセイ / 新書

人々が住む場所を失い、食物を求めて街をさまよう国、盗みや殺人がもはや犯罪ですらなくなった国、死以外にそこから逃れるすべのない国。アンナが行方不明の兄を捜して乗りこんだのは、そんな悪夢のような国だった。極限状況における愛と死を描く二十世紀の寓話。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

これはコーマック・マッカーシーのロードと似たような設定。 政治が全く機能せず崩壊した国に滞在するハメになった女性の独白の形。 正直気分が悪く全く読みたくないのに続きが気になっていっき読みというところもロードと同じだった。 作者の力量の凄まじさを改めて実感しました。

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