ジェシカが駆け抜けた七年間について
ミステリー・リーグ
歌野晶午
2004年2月29日
原書房
1,760円(税込)
小説・エッセイ
カントクに選手生命を台無しにされたと、失意のうちに自殺したアユミ。ジェシカは自分のことのように胸を痛め、カントクを憎んだ。-それから七年、ジェシカは導かれるように、そこへやって来た。目の前には背中を向けてカントクが立っている。ジェシカは側にあった砲丸に手を添える。目を閉じるとアユミの面影が浮かび上がるー。死んだ彼女のためにしてやれることといえば、もうこれしかないのだ。
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