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密造酒の歴史
ケビン・R・コザー / 田口 未和
2018年1月22日
原書房
2,200円(税込)
科学・技術
密造酒は酒飲みの欲望と創意工夫によって造り続けられてきた。さらに現代では、本物志向の人々が新たな価値を見出そうとしている。製造者、密輸業者、収税吏らの攻防の歴史を振り返りながら、自家製酒の魅力を探る。
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toruo
(無題)
酒を飲みながら下からは垂れ流す、という最低の姿の天使?の姿が描かれた表紙に惹かれて手にとってみた。ここでいう密造酒、は蒸留酒のことでより純粋で度数の高いアルコールを手に入れようとする人類の努力には頭が下がる思い。スーパーマーケットで手軽に焼酎やウイスキーを買ってこられる我々はなんと幸せなことか。本作は歴史を一応はなぞっているものの系統だって歴史を述べたものではなくエピソード集のような趣きでそこが評価の分かれるところかと。アングラな密造酒の危険をうったえるとともに「合法的な」密造酒〜要は熟成してないウイスキー〜の魅力を伝えることには成功している。
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