
「量子論」を楽しむ本
ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!
PHP文庫
佐藤勝彦
2000年4月5日
PHP研究所
726円(税込)
科学・技術 / 文庫
とても興味があるけれど、むずかしくて理解できない……そんな代表的なものが、アインシュタインが提唱した「相対性理論」だろう。ところが、現代物理学にはその相対性理論よりも難しく、奇妙で、なおかつとても面白い理論がある。それが「量子論」。▼一番身近な例をあげると、最近はほとんどの人が持っている携帯電話やパソコンのもっとも重要な部品ともいえる半導体チップの中を支配している法則である。こればかりではなく、素粒子などのミクロの世界に適用されるもので、人などの遺伝子など生物の構造や進化、そしてマクロの極限である宇宙の創生までを解明するとされている。▼本書は、その量子論のポイントが一目で理解できるように、図やイラストを多数使って初心者向けにわかりやすく解説した格好の入門書。最先端物理学の不思議な世界を手軽に味わうことができる。▼監修は宇宙物理学を世界的にリードしている東京大学の佐藤勝彦教授。文庫書き下ろし。 ●序章 量子論の世界へようこそ ●第1章 量子の誕生 量子論前夜 ●第2章 原子の中の世界へ 前期量子論 ●第3章 見ようとすると見えない波 量子論の完成 ●第4章 自然の本当の姿を求めて 量子論の本質に迫る ●第5章 枝分かれしていく世界 解釈問題を追う ●第6章 究極の理論へ向けて 量子論が切り開く世界
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(無題)
(書評) 入門書としては好適だと思う。 量子の発見から、量子論としての発展経緯を追いながら、基本的な議論の内容を知ることができます。 各章の始めにイントロダクションが、終わりにまとめがあります。始めではそれまでの内容とのつながりと章の説明概要が分かり、終わりの部分では章の内容をまとめてくれるので頭の中が整理されて読みやすいです。 また通常の解説書とは語り口がかなり違うので執筆者の努力を感じます。たとえて言えば、学校で講師に直接講義を受けているような感じがします。難しい議論や数式の誘導はあっさりと切り離しているのも良かったです。 巻末には参考文献、しかも一般的な啓蒙書の範囲、がリストアップされているのも好感が持てます。
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