新選組日記
永倉新八日記・島田魁日記を読む
PHP新書
木村幸比古
2003年7月31日
PHP研究所
880円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
峻烈な隊規のもと、繰り返される血の粛清…。敗者となった新選組には、陰惨さがつきまとう。だが、史料を丹念に読み込めば、剣の腕を磨き、国事に志を抱いた純粋な若者の姿が浮き上がる。本書は、明治まで生き残った幹部・永倉新八の手記『浪士文久報国記事』と、副長・土方歳三の信頼が厚かった島田魁の日記から、新選組の実像に迫る。池田屋事件、鳥羽伏見の戦い、箱館戦争…。彼らは戦場でどう戦ったのか。近藤勇らの姿はいかに映ったか。「誠」を貫いた男たちの姿を克明に綴った行動録を読み解く。
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(無題)
永倉の『浪士文久報国記事』と島田魁の『日記』の原文に現代語訳、解説を付す。島田の日記は「日記」と題されているが日記というよりはむしろ通史であり、解説によれば五稜郭降伏後の三年にわたる謹慎中に書かれたのではないか、とのこと。むしろ永倉の手記のほうが体裁としては「日記」的。いずれにせよ、両者とも当事者の、しかも古参の隊士による生々しい記録ということで、大変興味深い。 永倉のほうは甲州勝沼の戦いまでは詳しいが以降は数行でまとめてある。島田の方はそれ以後、とくに箱館戦争についてかなり克明に記されている。偶然かもしれないが、互いを相補うような構成になっている。
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