日本人としてこれだけは知っておきたいこと

PHP新書

中西輝政

2006年10月18日

PHP研究所

979円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

なぜ日本人は戦前を否定するのか? なぜ「歴史」を社会科で教えるのか? 日本人に天皇は必要なのか? --六〇年前の敗戦をきっかけに、明治も江戸も古代までも全否定する奇妙な歴史観が、この国を支配してきた。しかし、近現代世界はいま大きく変動している。戦争の真実を物語る史料も公開されはじめた。「この国のかたち」を描くために、私たちはいま何をすべきか。まず第一に、日本を考えるにあたってすべての「結節点」である「あの戦争」の意味を考えないわけにはゆかない。次に、「終戦」という嘘、「自主憲法」という嘘、「憲法九条が平和を守った」という嘘、「戦後の民主化が高度成長を促した」という嘘、「国際化」という嘘……積み重ねられた「戦後の嘘」を打ち捨てなければならない。さらに、「天皇」と「心」を日本文明の核心として捉えることで、日本人のアイデンティティを、真正面から問いなおさなければならないのである。 ●第一章 歪められた自画像 ●第二章 あの戦争をどう見るべきか ●第三章 日本人にとっての天皇 ●第四章 日本文明とは何か

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よしくに

(無題)

-- 2020年08月12日

欧米の歴史教育と違うGHQの押し付けでも、嘘から出た誠で良ければ良い? 戦前賛美が過ぎるのでは 根拠があまりないので信用できない 左派言論人とか、社会主義が悪だと言い切っているあたりに客観性が感じられない 明治以前の否定は良いのか? 戦争で日本人が発揮した尊い自己犠牲というのはしゃかいしゅぎではないのか? 天皇に敬語を使うのは、使うのが普通だから。あえて使わないことは、天皇を軽蔑するようなニュアンスが出るから 皇室の歴史の長さは、日本の尊さとは関係ない 気持ちは伝わるがロジカルではない 1つのストーリーとして話半分に聞く 誠の心から生まれる内なる神は科学と矛盾しないというのは納得感がある 日本の神は、もともとリアルを想定していない。 日本文明の優れた部分を大事にしていきたい、という気持ちはよく伝わった

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