はじめて考えるときのように

「わかる」ための哲学的道案内

PHP文庫

野矢茂樹 / 植田真

2004年8月4日

PHP研究所

680円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

「考える」ってどうすること?「わかる」ってなに?-本書では、もっと上手に考えるための方法を心なごむ絵とともに解説。“問題そのものを問う”“「考えてる」と「考えてない」の違い”“コップと飲み物の関係”“「論理」ってなんだ?”“自分ひとりで考えるのではない”…みるみる考える力が湧いてくるヒントが満載。ものごとの見えない枠組をはずし、本当の「考える力」が身につく哲学絵本。

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野矢茂樹「はじめて考えるときのように」

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0
2019年12月20日

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2022年02月05日

たまたま紀伊国屋書店で見かけたので買ってしまった。 平易な文章と肩の力を抜いて読めるように、フォントや挿絵の絵柄や文字色までがデザインされたところが大きな特徴だろう。全編を通じて「考える」とは何かという、子どもに質問されるかもしれないけれど、深く考えようとすると難しく答えに困りそうな哲学的問題を読み手とともにやさしく丁寧に考えてゆく形式である。 私自身、考えるということ自体に強い疑問を感じたことはなく、深く考えたこともなかった。しかし、考えるとはどういう事なのか、思い返せばこれまで分かっていなかったと思う場面があった。とにかく考える対象"だけ"を頭の中に閉じこめて、答えが出るまで片時もそれを思い浮かべるという滅茶苦茶な方法を取っていた。これは脳に過大な負荷、ストレスを与えるだけでなく、柔軟な発想ができなかったり、周りが見えていないために答えを誤ることもあった。つまり、「考える」ということがどんなことなのか、重大な誤解をしていたために、臨機応変に最も適切な思考を進めることができなかったのである。 この本によって私の脳は救われたことだろう。脳を閉じ込めていた堅牢な牢獄にあるような鉄格子の枠組が、新しい可能性を広げる言葉によって破壊されたからである。今後私がしなければならないことは、高度でユニークな思考のために思考能力を高めることである。それは、積極的に脳の外部で思考することであり、断片的なアイデアを可視化したり、外の世界でより多くのヒントを探したり、どんな思考手段が適切か検討したり、他者との対話を楽しんだり……そして、このように開かれた思考を積み重ねてゆくことである。 世界は広い。そこで出会えるだろうたくさんの言葉、そして新しい可能性を信じて、多くの思考の冒険をしようと思う。

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