官僚の責任
PHP新書
古賀茂明
2011年7月31日
PHP研究所
792円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
「霞が関は人材の墓場」-著者はそう切り捨てる。最高学府の卒業生、志を抱いて入省したはずの優秀な人間たちが集う日本最高の頭脳集団。しかし彼らの行動規範は、「国のため」ではなく「省のため」。利権拡大と身分保障にうつつを抜かし、天下りもサボタージュも恥と思わない…。いったいなぜ官僚たちは堕落の道をたどるのか?逼迫する日本の財政状況。政策提言能力を失った彼らを放置すると、この国は終わる。政官界から恐れられ、ついに辞職を迫られた経産省の改革派官僚が、閉ざされた伏魔殿の生態を暴く。
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(無題)
公務員制度改革を進めた結果、2011年6月に退職勧告を受け、役人生活を終えた著者。内容は、民主党政権、官僚機構の実体を説明した後、官僚機構の構造的問題を指摘し、今後の日本のあり方について提言している。公務員の実態についてはかつて「お役所の仕事」という本で呆れた有様が暴露されている。この著者は厚生省(厚生労働省になる前だったと記憶している)の技官(医師)だったので、いくら悪口を言っても退職後の食い扶持には困らないのだろうなと思いながら読んでいた記憶がある。そこにいくと本書の著者はリスクヘッジ無しで、役所に楯突いている。本書でミスター年金こと長妻昭を擁護しているが、それは違うと思う。あれだけ政府を追求し請求主義である年金を政府のサービス怠慢と決めつけたのだから、自分が大臣になったらそれなりの結果を残して当然だろう。結果は人よんでミスター検討中で、何にも成果を残せなかった。揚げ足を取るのは誰でもできる。政治家は結果勝負である。雑誌記者根性が抜けて無かったのだろう。
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(無題)
北野さんから借りた。 藤本課長はこの類いの方ではないらしい
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