面白くて眠れなくなる社会学

橋爪大三郎

2014年11月18日

PHP研究所

1,430円(税込)

人文・思想・社会

なぜ社会はこんなふうに成立しているのか?▼社会学は、社会をまるごと考察します。人間が社会を生きていくとき誰もがぶつかる問題を、残らず正面から受け止めます。社会を生きる人間の真実のすがたの、いちばん深いところまで考えて、科学と、科学でない世界の境界ぎりぎりのところを、科学の側から考えていきます。▼その昔、社会学の教科書を、ひと通り読みました。私には使えない言葉が並んでいました。そこで、そういう言葉を使うのはやめ、自分で納得した言葉だけを集めて磨き、自分の社会学をいちから築くことにしました。この本にまとめてあるのは、そうした私の遅々とした歩みの、足跡のようなものです。世界でたった一冊しかない(かもしれない)、これから社会に旅立つ若い人びとのための手引き書です(本書の「はじめに」より)。▼○本書の目次より▼言語/戦争/憲法/貨幣/資本主義/私有財産/性/家族/結婚/正義/自由/死/宗教/職業/奴隷制とカースト制/幸福/読書案内…

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(7

starstarstar
star
3.27

読みたい

7

未読

3

読書中

2

既読

17

未指定

18

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (2)

Tetsuhirokawano

言われてみれば確かにそうだが…

starstarstar
star
3.8 2024年04月13日

中高生を対象に書いてるようだが、 大人が読んでも面白いし、大人こそ読んでみてほしい。 ・物は共有できるとは限らないが、言葉は共有できる ・戦争で人を殺しても罪に問われない ・宗教はコンピューターのOSみたいなもの ・3前年前にインドのみで始まった制度は、よくできた制度なのか? いわれてみれば確かにそうだ! でも、 なぜそうなのか? そうじゃなきゃならないのか?? これこそ思い込みではないのか??? を考えさせられる。

全部を表示

Tojo Hiroyuki

当たり前がぐるぐる渦巻き出す。混乱。

starstarstar
star
3.5 2022年02月19日

面白い本。 言語は現実の反映か? 狼とシベリア犬とチワワ。実際は前者同士の方が似てるけど、線は違うところで引かれてる。 憲法は人民が国に約束を守らせる側。 死。死ぬのが最後の人間のつとめだとすれば、そこから振り返って、自分の死を自分なりに意味づけてみる。子どもに死にどう向かえばいいかの手掛かりを。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください