六つの村を越えて髭をなびかせる者

西條 奈加

2022年1月13日

PHP研究所

1,980円(税込)

小説・エッセイ

江戸中期、幕府では蝦夷地開発が計画されていた。出羽国の貧しい農家に生まれた最上徳内は、師の本多利明の計らいで蝦夷地見分隊に随行する。蝦夷地の雄大で厳しい自然、アイヌの少年や長たちと交流するうち、徳内の中に北方とアイヌへの愛情が育まれていく。アイヌを虐げ、搾取する松前藩に怒りを覚えた徳内は…。自然の猛威、松前藩との確執、幕府の思惑ーそれでも最上徳内が貫いた“想い”とは。

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