怨殺斜面

長編山岳ミステリ-

Futaba novels

梓林太郎

1993年6月25日

双葉社

800円(税込)

小説・エッセイ / 新書

「岳沢に張った自分のテント内の寝袋で男が死んでいる」-登山者からの通報に長野県警豊科署から道原刑事らが出動した。死者は若い男で、腹部を刺されている。身元は不明。通報者は有村知成、27歳。単独登山で、死者には心当たりがないという。が、なぜ有村のテントの中で…誰かに恨まれていたのでは…。そんな折、防犯係の降旗節子が深夜、何者かに刃物で腕を切られ入院した。様子を見に行った病院で看護婦から有村らしい男が見舞いにきたことを聞き込んだ藤原は-。

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