
猫鳴り
双葉文庫
沼田まほかる
2010年9月30日
双葉社
576円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ようやく授かった子供を流産し、哀しみとともに暮らす中年夫婦のもとに一匹の仔猫が現れた。モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に対して、不思議な存在感で寄り添う。まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた…。「死」を厳かに受けいれ、命の限り生きる姿に熱いものがこみあげる。
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猫が出てくるけど、猫好きじゃない人に
文章がじっとりと鋭く若干エグい描写がたまにあるものの、その対象、その時の感情を文字にするとそうなるのかも、とも思う。故に目を背けたくなる衝動も起きなくはないが、実際に起こっていないのにこう感じさせる言葉、とはいかにパワーがあるのかを知らされるし、だから読書は面白い。 ストーリーは一部辛辣に感じる箇所は人によりあるかもだが、決して全編暗いストーリーではなく、だいぶ落ち着いたトーンの中に暖かさも見え隠れするストーリー。可愛い一辺倒の猫の話しではなく、一匹の猫を軸にした人間ドラマ。一部の描写から、猫好きの人より、猫好きじゃない人の方が対象としてはいいかも。
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