少女

湊かなえ作品、伏線のオンパレード。面白い、はまりそう。

複数の伏線が最後に綺麗さっぱり回収されて、なんとも清々しい終わり方。さすが教員経験者。ティーンの女の子の行動をよく観察してるなーって思った。先が読める展開もあれば読めない展開もあり。でも結局はほっこりしちゃうやつね。ちょっとひねくれた私には綺麗にまとまりすぎて物足りないけど、面白かった。ただし、そんなに綺麗に終わるはずのない現実との乖離に、ベタなフィクション感が残る。

これまた湊かなえの真骨頂と言える出来映え。 相変わらずの世界観で最初はなかなか読み進めることができなかったが、フィクションならではの関係性の交わり合う展開に途中からは何度も行ったり来たりして確認しながら読むことに。話が進むごとに結末を知りたい思いを強くするストーリー展開と、エンディングがエンディングではなく、さらに追記されていく。一見分かりにくい小説であるが、結末を知るとその見事さに唸ってしまった。 がしかし、案外、星真一氏の解説が一番分かりやすいのかもしれない。 話の組み立て自体は秀逸だが、やっぱり誰もハッピーにはならない読後の清涼感のなさは減点要素に。。。

全ての登場人物がそれぞれ生きてるのに、芋づる式に繋がってて。最終的に関係ない人が、被害に遭ってて… 因果応報？？というには、ちょっと酷すぎる話。人の死を語るだけで、そんな目にあうとか。不快

最初、✴︎で戸惑った！2人の視点で物語が進むのが面白いし、主人公2人以外の登場人物をあだ名で呼ぶのも新鮮で面白かった！ そして伏線回収が楽しすぎたし、最後の展開も、最後平和で終わらない終わり方も面白すぎた！！！ ただ、小5で人の死を理解して受け入れざるを得ないその境遇に涙が溢れたし昴くんがこの物語の中で1番悲しい運命だと思う。 生きたくても生きれない命と死にたくて自ら絶つ命が２つ出てきて少し残酷だった

書き手の目線が変わるので頭の切り替えが必要だ。

感想