プロパガンダゲーム
根本聡一郎
2017年10月12日
双葉社
722円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わない」大手広告代理店・電央堂の就職試験を勝ちあがった大学生8名。彼らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを争うゲームだった。勝敗の行方やいかに、そしてこの最終選考の真の目的とは?電子書籍で話題の問題作を全面改稿して文庫化!
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yamaura
大衆 広報 扇動
就活選考で意地の悪いゲームをします。 発想が面白い! 広報の本質についてをテーマとしつつ、政治等様々な問題も含め、あまり散らかさず綺麗にまとめている。大衆は綺麗事ばかりでは動かない、事実や真相のみでもなびかない。広報される側としての心構えも問われる作品。 大学生も優秀な人ばかりだが、実際にいそうで「リアリティ」がある。 少しわかりにくくもあったけど、さっくり読めました。 と言いつつ、最後の方は若干蛇足かと。そこがどんでん返しであり、本当に言いたい事なのはわかるけれど… 題材が題材だけに、もっと毒があっても良かったのでは。
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