哄う合戦屋

双葉文庫

北沢秋

2011年4月30日

双葉社

680円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

天文十八年(一五四九年)。甲斐の武田と越後の長尾に挟まれた中信濃。土豪が割拠する山峡の名もなき城に、天才軍師・石堂一徹が流れ着いた。一徹に担がれた領主の遠藤吉弘は、急速に勢力を広げる。しかし吉弘が一徹の心の奥底に潜むものに気がついたとき、歯車が狂いだすー乱世を生きる孤高の天才の愛惜を描き、全国の書店員が大絶賛した戦国エンターテインメントの新境地。

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書店員レビュー(1)
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長江貴士

書店員

北沢秋「哄う合戦屋」

--
0
2019年12月15日

みんなのレビュー (1)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

ちょっと前に書店の店頭でけっこうフィーチャーされてて面白そうだなと思ってたので。確かにこれは面白い。 武田信玄と上杉謙信が頭角を現しつつある時代の信濃の国に現れた一人の男。軍事センス抜群で作戦能力も高く個人としての戦闘力も凄まじい戦の神のような男…教養もあり普段は物静かで高禄も望まず質素に暮らしているこの男。なのにどこに仕官しても長続きしない。たまたま彼を召し抱えた豪族はたちまち領地を拡大するのだがやがて男の正体に気がついて、というお話。 天才故の悲しみとか革新性が受け入れられない悲しみがテーマで確かによく書けてる。非常に面白かったので他の作品も読んでみたいと思った。

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