口入屋用心棒(40) 赤銅色の士

鈴木英治

2018年3月15日

双葉社

712円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

読売屋の新しい主人、庄之助に、なぜか武士のような威厳がある。しかも日に焼けた逞しい体つきからして、かなりの遣い手のようだー乾物屋への強請をとっちめた琢ノ介が、直後に襲われた。悪評芬々の読売屋「かわせみ屋」の仕業と見られたが、養子に入った庄之助が跡を継いだ昨今は、奉公人を厳しく取り仕切り、行状は改まっているはずだ。定廻り同心の樺山富士太郎と湯瀬直之進らが琢ノ介襲撃の下手人を追うなか、独自に探索を始めた旧知の岡っ引の姿が消えた。大人気の書き下ろしシリーズ第四十巻。

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