人生の一椀

小料理のどか屋人情帖1

二見時代小説文庫

倉阪鬼一郎

2010年12月31日

二見書房

712円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

わたしはもはや武士ではありません。思うところあった刀を捨て、包丁を選びました。刀は人を殺めます。包丁も生あるものを切りますが、正しく成仏させれば、一皿、一皿、一椀一椀の料理に変わります。その味が食べていただいた方の気持ちをほぐし、素材は生まれの変わって血となり肉となります。そして、ときにはそれが、人生の一椀になったりもするのです。

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