昭和史(1926-1945)
平凡社ライブラリー
半藤一利
2009年6月30日
平凡社
990円(税込)
人文・思想・社会
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。日本人はなぜ戦争を繰り返したのかー。すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的観念論への傾倒など、本書に記された5つの教訓は、現在もなお生きている。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補。
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昭和史(戦前)
starstarstarstarstar 5.0 2022年04月26日
最近歴史にハマっているので、前々から勉強したかった昭和史に手を出してみました。
著者の別の本を以前読んだことがあり、非常に詳しく書かれるだろうと考えて選んだのですが、想像以上でした。
第二次世界大戦について知っていたことといえば軍部が暴走し、国家全体が戦争に向かっていったことくらいで、詳細については知りませんでした。
こちらの書籍では戦争に至るまでの政治的な話が詳細に記載されています。
また、以前講義された内容を書籍にまとめられた作品のため理解しやすく、これから知りたいと考えている人には非常におすすめできます。
昨今のウクライナ情勢、その他世界では紛争が起きていますが、それに通ずるものもあるのかもしれません。
「戦争というのは、起こすのはたやすいが、終えるのは容易ではないのです」著者の言葉ですが政治要素が複雑に絡むが故に近代の戦争とはそのようなものだと得心しました。
一読の価値は大いにありました。
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tanukichi
戦争についての知識を深める
日本人も侵略戦争や虐殺など戦時中は平気でしていたという事実に驚いた。またアメリカとの戦争を避けるチャンスは何度もあったが、トップがこぞって戦争推進に回ってしまったこと、新聞やラジオがこぞって国民感情をあおったこと、トップが都合の悪い事実に目をつむること、上には逆らえない体制であったこと、日本人に特徴的な同調主義などから戦争にいたってしまった。 今では当時ほどの情報操作をされる可能性は少ないが、回りにあわせてよくない方向に自然にすすんでしまうことは多分にあるとか思われる。正しい知識を持って、自分の考えを正しく伝えられるようにしていきたい。 戦争についての知識はまだまだ深めていきたい。
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