ノーベル文学賞が消えた日

スウェーデンの#MeToo運動、女性たちの闘い

マティルダ・ヴォス・グスタヴソン / 羽根 由

2021年9月17日

平凡社

2,530円(税込)

人文・思想・社会

2018年5月、ひとつのニュースが世界中を駆けめぐった。今年のノーベル文学賞は発表中止ー。きっかけとなったのは、ひとりの女性記者によるスクープ記事だった。2017年末、スウェーデン最大の日刊紙「ダーゲンス・ニューヘーテル」は、ノーベル文学賞の選考組織であるスウェーデン・アカデミーに近い“文化人”ことジャン=クロード・アルノーが、数々の性暴力を行っていたというスキャンダルを報道。このスクープはアルノーの妻が参加するスウェーデン・アカデミーを巻き込み、やがて…。スウェーデンのフェミニズムの実情、次々と暴かれていく組織内の権力闘争。スウェーデン最大級の#MeToo運動の内幕が、いま明らかになる!

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