新島八重と戊辰戦争

ベスト新書

星亮一

2012年11月30日

ベストセラーズ

859円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

戊辰戦争において、会津藩は壮絶な篭城戦を繰り広げ、三千人もの犠牲者を出して敗れ去った。しかし、その戦いぶりは見事であり、とくに婦女子の活躍には目を見張るものがある。篭城した約六百人の婦女子たちは、城内で炊事、負傷者の介護、弾薬の製造をし、一部は城外でも戦った。のちに、同志社大学創設者の新島襄の妻となる山本八重も、鉄砲や薙刀を手に、勇猛果敢な突貫精神で薩長軍に立ち向かった。本書では、戦闘に参加、自刃、篭城など、さまざまな形で戦禍の悲惨を味わった女性たちの姿を、山本八重(新島八重)を中心に見ていきたいと思う。

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