東の妖怪・西のモンスター

徳田和夫

2018年7月31日

勉誠出版

4,180円(税込)

人文・思想・社会

非実在の生き物を造形する営みの歴史は東西に共通してみられ、日本においては妖怪、西洋においてはモンスターや妖精として古くから語り継がれてきた。現代でもポップカルチャーの一端を担い、「妖怪ブーム」をもたらしている。 それぞれの文化で育まれてきた「見えないもの」の物語を通して、精神文化の差異と類似、普遍性を探る11章。 序言 徳田和夫 総論 アンキャニ怪異とマーベラス驚異の東西─妖怪・モンスター 徳田和夫 第1章 怪談と怪物 二つの「一つ家」-国芳と芳年の「安達ケ原」をめぐって 小松和彦 驚異から予言まで─西洋の怪物表象 尾形希和子 第2章 東西に照らす 妖怪・モンスターの攻略ー鏡の呪力伝承を通して 徳田和夫 妖怪概念のグローバル化の試みー南フランスの妖怪を中心にして マティアス・ハイエク 本の妖怪、妖怪の本ー東西の付喪神考 ケラー・キンブロー 蛇女の変容ー「レイミア」と「蛇性の婬」の場合 木村恵子 第3章 思想の響き合い 平田篤胤における実在と不在をめぐる問題ー特に霊魂不滅との関連で 根占献一 光るものは奇跡か妖怪かー和洋・神仏における発光するものへの好悪感覚の相違 山本陽子 第4章 東の観想 水陸斎・水陸斎図、掲鉢図からみた植物の擬人化の様相 伊藤信博 中世の妖怪ー「鵺」と「土蜘蛛」の名前について 岩崎雅彦 日本のサブカルチャーにおける〈生ける屍〉の展開ーライトノベルを中心に 伊藤慎吾 索引 編集後記 徳田和夫 執筆者紹介

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