縮小する日本社会

危機後の新しい豊かさを求めて

生命科学と現代社会

佐藤洋一郎

2019年10月18日

勉誠出版

3,740円(税込)

ビジネス・経済・就職

人口減少とそれに伴う日本社会の産業や消費の縮小は、地域社会や都市圏に広がっており、日本の国内では生産の現場と担い手が大きく変容している。例えば「里地」が「里山」に、「里山」がもののけ姫の世界である「奥山」になろうとしている。 社会全体がシュリンクするという、今までにはなかった状況のなかで、獣害、生産人口減少、サプライチェーンの崩壊などが連動して起きる可能性が指摘されている。 しかし一方で、ビッグデータを用いた国土計画、市民とともに取り組む都市の農業・地域の再生、農産物のブランド化や伝統産品の輸出戦略など、新しい方向性も次々に生まれている。 本書は社会の転換を、地域社会、地方都市などさまざまな地域と方法論から分析を試み、食の生産のゆくえを見定めるとともに、地域のブランド化・ブランド産品に代表されるような新たな生産のあり方を探り、縮小期において豊かさを享受する方法の提案を行っていく。 はじめにー縮小と豊かさの萌芽  香坂玲 序 論 縮小社会と里山  佐藤洋一郎 座談会 縮小する生産の現場と現代日本社会 佐藤洋一郎・香坂玲・飯田晶子・内山愉太・岸岡智也・神代英昭・徳山美津恵 第一章 縮小する都市から考える「農」ある豊かな暮らし  飯田晶子 第二章 人口減少期の国土計画ーストーリーからデータへ  内山愉太 第三章 縮小する生産現場と獣害  岸岡智也 第四章 縮小する生産の再生ー伝統野菜から  中村考志 第五章 農業を起点とするプレイス・ブランディングの可能性ー丹波市のブランド資産とブランド構造に関する検討  徳山美津恵 第六章 地域資源・産品の知識から考える縮小とその共有化と継承への課題  香坂玲

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